不労所得：預金の利息・貯金の利子
最も身近な不労所得と言えば預金の金利である「利息」でしょう。
銀行に預金をすれば政府の公定歩合からある程度の比率で各銀行の利息が決定されます。当然、定期預金など、一定の預金額を保証し継続するものにはそれなりの高い金利が支払われます。
しかしながら、日本の現状としては今現在この公定歩合がかなり低めに設定されています。そう、不景気なのです。従ってこの「銀行預金の利息」で生活していくには莫大な資本金（預金額）が必要になってきます。
正直、それだけの資本を持っているならば、全額を銀行預金に突っ込むなんていうことは馬鹿げています。もっと利回りの良い運用は他にいくらでもあります。詳細は他のページで述べますので深く掘り下げませんが、とにかく、今の日本の銀行に現金を預けておくのは、「手元に置いておくには不安だから預ける」といったレベル程度だと考えてください。
さて、「公定歩合」という言葉が出てきましたが、これは各国でそれぞれ経済状況に応じて変わってきます。考えれば分かることですが、世界的に不景気だと言っても各国で経済状況は違いますし、金利をある程度高くしておかないと誰も取引をしてくれないので高めに設定している国もあります。
つまり、「日本の金利は低いが、他国では高い金利政策をしている国もある」ということです。ここで考えて欲しいのは、「では、その国の通貨で貯金をすれば利息が高いのでは？」ということです。この問いに対する答えは「その通り、正解」です。
この「各国で違う金利を利用した資産運用」の代表的なものにFX(外国為替証拠金取引)というものがあります。簡単にしか説明しませんので興味があれば調べてみてください。では、その特徴を挙げます。
・各国間の金利差を利用して金利差益（スワップ）を得ることが出来る。
・日本円を元手とした日本円以外の通貨取引ができるので日本に関係ない経済指標でも相場が動く。
・取引時間は土日を除く平日。しかも24時間市場は開きっぱなし。
・レバレッジ（てこの原理）で少ない資金で多額の取引が出来るため、ハイリスク・ハイリターン
ハイリスク・ハイリターンと言ってますが、なぜハイリスクになるかと言いますと、業者によっては10万円で1000万円分の取引が出来てしまうのです。
ちなみにこれはレバレッジ100倍の場合。このとき、儲けが出る方向へ値が動けば莫大な利益を生み出しますが、逆方向に値が動いた場合、手元の資金である10
万円の約8割がなくなった瞬間に自動的に反対売買（ロスカット）をされて損が確定します。具体例を挙げます。
10万円を元手にレバレッジ100倍で1000万円分のアメリカドルを買ったとしましょう。
このとき仮に1ドル＝100円だとします。
1000万円分のアメリカドルは1ドル＝100円なので、10万ドル分に相当します。
この状態から1ドル＝101円になったとしましょう。つまり円安ドル高な訳です。
すると、手元には10万ドルある訳ですから、これを日本円に換算すると、1010万円になってる訳です。
そう、10万円の儲けが出た訳です。
このとき反対売買をすれば初期投資の10万円と利益の10万円で手持ちは20万円となるわけです。(･∀･)
では、逆の場合、円高ドル安に値が動いた場合を考えます。１ドル＝99円になったとします。
すると、10万ドルは円換算で990万円になっています。
10万円の損となる訳ですが、実質は手元の10万円が評価額2万円ぐらいまで円高が進んだところでロスカットです。
つまり、初期投資の10万円が2万円になってしまった。ということになります。(；´Д｀)ｳｳｯ…
お分かりいただけたでしょうか？これがFX(外国為替証拠金取引)です。
上の例ではレバレッジ100倍とかいうとんでもない倍率で勝負をかけた場合のハイリスク・ハイリターンな取引だった訳ですが、当然安全策というものがあります。それは・・・
レバレッジを下げる
この一点に尽きます。極端な話、外貨預金って知ってますよね？つまりこの外貨預金は「レバレッジ1倍でFXをしている」
ということなのです。これは安全な訳です。でも、100万円持ってて100万円の仕事しか出来ないのはもったいない。お金に働いてもらうにはやはりレバ
レッジがある方が良いと思います。しかも、FX業者を使えばその取引に掛かる手数料は外貨預金なんてアホ臭くて出来ないぐらい低価格です。個人的な経験則
で行きますと、安全領域は・・
レバレッジは最大で5倍以内にする
これでかなり安全な値動きになると思います。調子こいて20倍とかレバレッジをかけると痛い目に遭いますよw
私は一度レバレッジをかけすぎて退場を喰らったことが有りますからw
あくまでも自己責任でお願いします。大事なお金は投資しないでください。