不動産の賃料収入

不労所得:不動産の賃料収入

不動産の家賃収入は魅力的な不労所得ですが、私もいろいろ勉強した挙げ句、ある結論に達しました。
それは・・・、

余程、資産に余裕がない限り手を出すな

その理由を説明します。
まず、不動産取得にはかなりのコストが掛かります。

不動産本体の取得
登記簿の手続き費用
固定資産税
定期的な修繕費
家賃収集代行費用などなど、

諸経費などのお金が掛かり過ぎ!

また、実際に不動産を取得して大家業を始めれば、家賃交渉だの、家賃不払いの住人との交渉等面倒な事がてんこもりです。正直、本業にしない限りは厳しい物だと考えてください。

今現在、使っていない。または一軒家を建てたのにどこかに引っ越さなければならないなどの理由があればその不動産を賃貸に出して収入を得るのはいいと思います。しかし、賃貸契約が継続しなければ収入は全くありません。

しかも、基本的に日本の賃貸契約は借り手側に有利な 契約となっています。つい最近、敷金を使っての退去時修繕費は不適切であるとの最高裁判例が出ました。要するに大家側は入居時に支払われた敷金を使って、 借り主退去時の通常生活における摩耗や汚れなどを修繕すべきではなく、別途負担を必要とするということです。借り主側は敷金が多く帰ってくることになりま す。

しかしながらこの判例には但書きがありまして、入居契約時に敷金を使って修繕しても良いという文言が入っていれば、こればかりではないということだそうです。

基本的にPTを目指すならば国内不動産はむしろ所持するべきではないですし、家賃収入が得られず固定資産税を取られるのも馬鹿らしいです。不動産の本体価格いわゆる路線価などは景気の影響を受けやすく、現在の100年に一度の世界的不景気ですら、いつ底値を打つか分りません。

ですので、新規に不動産事業を始めるのはとてもリスクが高いという事です。止めておきましょう。