永住権:イギリス

永住権:イギリス

かつて大英帝国と呼ばれたヨーロッパの中心的国家、イギリス。
その文化と歴史は長く、日本にも絶大な影響を与えました。基本的に言語は英語なのですが、イギリスの英語は発音が独特です。

映画などでもその発音でイギリス圏出身の俳優かどうかがはっきり分かってしまうぐらいです。PT生活をするには非常 に良い国ではあると思いますが、IRAなどが時々テロを起こしたりしていますので治安的な問題があります。

また、物価も安くはないので結構裕福な収入が無 いと厳しいかもしれません。

永住権取得によって無制限の滞在と自由な入出国、職業労働の自由が約束されます。
また永住権は取得者の扶養家族にも与えられます。

【対象者】
◆フルワークパーミットの労働許可証を保持し、同一雇用主の下で連続4年間の滞在実績がある人。最初から4年間の労働許可証を取得した場合は、更新時に永住権申請が可能。また永住申請を希望しない場合は4年以上の労働許可証の延長申請が可能です。
◆イギリス国籍または永住権所持者との婚姻査証を取得し、結婚生活を2年以上続けている人
◆学生査証を保持するなどして、合法的に10年間の継続滞在をしている人
◆合法・非合法を問わず、継続して14年を超える滞在をしている人(※非合法でも、というのは凄いですね)
◆ 労働許可証を必要としない職業で連続4年間の滞在実績がある人(自営・投資家、芸術家など)およびリタイアメント査証を取得して4年間の滞在実績がある 人。いずれの場合も過去4年間、年間2万5千ポンド以上(2009年4月の為替レートでは1ポンド=約150円なので375万円以上)の消費実績を証明す ることが求められます。

【永住権の失効】
2年以上イギリスを離れていたり、主な居住地が英国外の場合は永住権を剥奪される場合もあります。2年以上イギリスを離れていた場合、理由と状況によっては<Uターン定住者.returning redident>として再入国し永住することが可能です。

【永住権の申請方法】
イギリス・ホームオフィスのIND(Immigration and Nationality Directorate)に申請書類一式とパスポートを提出。審査期間は通常約2〜3ケ月。個人での直接申請の他、弁護士委任も可能です。

【永住権所持者の家族呼び寄せ】
永住権を所持している日本人の18歳未満の子供は永住権を申請できます。また両親や祖父母、親戚などを呼び寄せる場合、その理由と状況によって入国して1 年が経てば永住権を申請できますが、審査はかなり厳しい状況で必ず永住権を取得できるとは限りません。但し65歳以上の両親、祖父母の呼び寄せについては 優遇措置が図られます。

【イギリス国籍取得条件】
過去5年間(英国人の配偶者の場合は3年)合法的に継続居住し、英国永住権取得後1年以上経ている人が対象。英語・ウェールズ語、スコットランド語の十分 な知識も要求されますが、英国人の配偶者の場合は不問。ホームオフィスでの審査は早くて6ケ月、何年もかかる場合も多く、実際の取得は狭き門。